皮膚にねんどはどのように作用するか

皮膚にねんどはどのように作用するか
このテーマは、二十数年前に、ねんどを化粧品への応用に使うことを思いついた粘土科学研究所の故手塚所長が、とても知りたがっていたことでしたが、未だ解明はされていませんでした。
そのメカニズムはわからないけれど、実際には、アトピーが治ったとか、老人性乾燥肌による痒みが軽減したとか、の報告はよくいただいています。(そういう報告を集めると、多分、本ができるくらいです。)

専門書をよんだり、皮膚や粘土学会の専門家にもお話しを伺ったりと、ずいぶん知識は増え、粘土には詳しくなったけど、皮膚との関係でを研究をされている方にはお会いできませんでした。

粘土=モンモリロナイト=が、生体にいい働きをすることや、最初の生命体の発生にこの粘土が深く関わっていたのではないか、ということは我々にとっては既に周知のことです。
(このねんどの働きについては、別項”ねんどのふしぎな力”でアップしています)

ところが、去年、図書館で何げなく借りて読んだ『皮膚は考える』(傳田光洋著 岩波科学ライブラリー)は、
従来の皮膚医学や美容の本には出ていない、比較的近年に解明された皮膚の働きについて書かれていて、びっくり、目から鱗という感じの画期的な本でした。

著者の傳田光洋さんは資生堂の研究室にお勤めの工学博士。皮膚科のお医者さんじゃないことで、他の分野の専門家(神経学者など)との交流から自由な発想が生まれ、実験もできたのではないかと想像します。
論文は海外での方が高く評価されているとのこと。
彼自身が、長くアトピーで苦しんできた、という必然的な経歴もお持ちです。

この本は、とても面白いので、要約して紹介したいと思っているのですが、学術的な単語が多くて、私の理解力で、あまりは端折っちゃうと間違ったことになりそうで、プレッシャーもあります。気になったところから、おいおいと。

皮膚は 体の内と外の世界との境界をつくる体で一番大きな臓器です。
肝臓や腎臓などの内臓は、手術して半分になっても生きていけますが、皮膚はその1/3をなくすと生きていけません。とても大事なものなのです。

皮膚は免疫をつかさどり、外部刺激のセンサーであり、脳と同じ受容体を持っている。

皮膚の細胞は外側と内側に電位差があって、電池のようになっている。これは、気分や感情によって変化する。
健康な皮膚の表面は−の電位を持っているけれど、アトピー性皮膚炎、乾癬、老人性乾皮症などの皮膚は電池切れの状態なのだそうです。
バリア機能が壊れているところに、−の電位を負荷すると角層のバリア機能の再生が促される、という実験結果をふまえ、彼は、塗ったら皮膚表面がマイナスに帯電するような物質はないものか、と探すんですね。(P26)
そして、実験の結果、ナトリウムイオンがいいことを確認できた、と。

なんと!
ボディクレイのねんどはナトリウム・モンモリロナイト。水を含むとイオン化し、−に帯電するのです。

皮膚にトラブルがある人達に ボディクレイが好評なのは、きっとこういうメカニズムが働いていたのではないでしょうか。

素人なので、確信はもてませんが、傳田光洋さんの実験にはヒントがあると思います。そのメカニズムが解明されたら、皮膚の改善に役立つことを自信を持ってお伝えできると思っています。

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by organic-sora | 2010-07-02 18:46 | ボディクレイ


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